二度目を活かす

500

先日、宮城県の松島基地までブルーインパルスの撮影に行ってきました。もともと、ロングレンジのレンズを使っていこうと思ったのですが、レンズの長さ制限があるとかで、今回の持参は100-400mmのレンズ。まあ、それでも十分色々な撮影をさせて頂くことが出来たと思います。

で、装備に関しては一定決まった今回ですが、前日のフライトも含めて、当日は2回の演技があったので、今回はブルーインパルス撮影の機会を3度頂くことになりました。ということで「3回やる」と言うのが分かっている訳ですから、(なにせ初めてなもので)先ず普通にスピードなどを見ながら撮影し、その日のうちにとにかく「どう、撮影されたのか」を検証のうえで、本番2回に挑むことになりました。

という事で、このあたりの「練度」は当然上がっていくわけで1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が、かなり余裕をもって撮影が出来たと思います。

ビジネス、マーケティングなんかもそうですが、こういう物って基本的に「やってみないと分からない」という話が多分にあり、どれだけ事前に多くの情報を調べてみても「じゃあ、実際どうなるんだろう」というのはまさに現場で感じるしかないことだと思いますし、そういった「経験」だけが「じゃあ、次はこうしてみよう」という新たなる考察の道しるべになるのだと思います。

実際、今回の撮影でも3度もやったからこそ、航空機の交差する瞬間を収めたり、「縦アングル」で撮影してたものを「横アングルに置きなおす」ことなどは、このあたりの反省をふまえての「改善」に他なりません。

場さえ足を運んで、ハッキリと体感すれば、それは文字情報や事前情報などでは選らない本物の「経験」が手に入り、それを研鑽することで短期間で成長を行う事が出来ると思います。ニ度、三度のチャンスが(将来的にでも)来ると分かっているとき、人は過去の経験をもとに「より良い行動」がとれるはずです。あらゆる経験を通じ、そこから学ぶ、そんな「二度目だからできること」も見据えながら1年目の経験を積んでいきたい、そう思う昨今です。

関連記事