シッカリと休む

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このブログを執筆している3月現在において、1月のプレオープンから僅か50日程度で75本の投稿と50日以上の撮影稼働をしている人間から「休む」という題目が出てくることに「本当に?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、これは一定のスタートダッシュを決めた後に特に有効な考え方であると認識しており、ビジネスでも趣味でも「相応に無理をしないこと」は重要な要素です。

たとえば、マーケティングやクリエイティブやキャッチコピー、事業戦略などを時間をかけてジックリと練り上げていくと(特に哲也などをしてしまうと)、その時間の長さに応じて「出来たような気になる」事は多いものです。

ただ、そうして完成したものを翌朝などに時間をおいて改めて見ると「あの時の自分は何故、この仕事っぷりで満足していたのだろう」と思うような成果になっていることもあり「時間を空ける」と言うのは、特にクリエイティビティが求められる局面においては有効な手段だったりします。

まさに「急がば回れ」と言う感じでしょうか。

これは写真撮影などにおいても同様で、個人的には「惰性で続けるくらいならスパッとやらない事を最初から決める」ことに、私は価値の重きを置いています。精神と身体のバランスというのは、案外自分が思っているよりも解っていないことが多く、自分自身の心境的な「ちょっと今日はだるいかも」くらいのものが、精神的な意識から来ているのか、身体的な疲れを勘案しての感想なのかを見極めることは特に重要です。また、精神的にも「続けることが義務で苦しくなる」と言うのは上達に対して最悪の阻害要因と考えますから、この辺りも自分自身との対話を通じて調整したいところです。

実際、そのように時に数日間に及ぶ「適切なリセット」をした後に行動に移ってみると、被写体と向き合うモチベーションは明らかに変わります。それは、モノを見る目が明らかに戻ったり、同じ景色を見ていても心境が変わる……と言ったような変化です。

「疲れすぎていると本当に何もする気が起きない」という事が人間にはありますが、適度に「シッカリと休む」ことは、身体面でも精神面でも重要です。しかし、「なかなかこの塩梅が分からない」という方にはいい方法があるので一つお伝えしておきましょう。

大きな予定を立てて、それに合わせる

これはビジネスなどでもそうだと思うのですが、たとえば「出張が控えている前日」と言うのは無理をしないものです。

撮影行為であれば「明日は遠出をして景観の良いところに行こう」と決めていれば、数日前からその日のために心身の準備を始めることもあり、早々無理はしなくなることでしょう。

このように「実際の行動」を先に起こす事で、そこに至る経緯を調整するというのは有効な手段のひとつです。もともと撮影ならば「その日にシッカリと撮る」事を決める訳ですから、「今日やらなかったけどどうしよう」は、数日後に間違いなく回収されることでしょう。加えて、当日のモチベ―ションも「今日こそしっかりやらねば」と設定されることになりますから、一石二鳥と言うものです。

セルフコントールはどんな局面にせよ重要な要素です。普段から健康と言うのは充実していればこそ軽視されがちですが、自分自身の体調にも目を向け、趣味や仕事に適切な容量で向かい合うことは、最終的にもっと効率の良い成果に繋がっていく事でしょう。

予定を上手に使いこなし、バランスを取った稼働をしていきたいものです。

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