観測する

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成長を感じ取る最も簡単な方法は「過去の定点と比較をすること」だと思っています。これは、趣味もそうですが、ビジネスでも同様です。前と同じことを「今なりに」やってみると、そこから生じる「差」が比較できる。たとえば、マーケティングなら、多くのビジネスパーソンが「予算比」の比較はするのに「前年同月比」や「前月比」は重要視しない。でも、これって勿体無くて、本当はそこに生じる「変化」の方が気づきが大きいことって日常茶飯事なんです。

私は、昨年の1月上旬に上野公園の「ぼたん苑」で初期の写真を撮影しましたが、今年、機会があったので同じところで写真を撮ってみると、その「差」は一目瞭然でした。写真の場合、数値化などはできない代わりに、端的に「視覚的に差が生じる」訳ですから、この成長は自分で比較してみても「うおお、凄いな」と素直に思いました。

※右が昨年初期の作品、左が同じ場所で今年の1月(ちょうど1年後)に撮影したもの。

「パッと見て、誰もがわかる」というのがまず重要ですし、何よりもこれを「実感」として持つことが大事で、だからこそ「定点観測」にはものすごい意味があると思います。

我々は常に「今、ここに」集中しがちですが、そこを重要に思いながらも俯瞰・客観など、さまざまな視点を持つことが成長には欠かせないファクターとなることでしょう。

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