8月にコンパクトデジカメのようでありながら、フルサイズカメラである「RX1RMⅢ」を入手しました。
実は、これを手にしたことで「コンデジ単体」で動かす「手がるさ」もそうですが、大きな撮影旅行に入るときも、メイン機として「α1Ⅱ」を1台、サブにこのコンデジを持つという「住み分け」体制が確立し、「2台本気で持っている」ときよりも、メイン機でも「腰を据える」ことが出来るようになったことに気が付きました。
面白いもので、こういったことは仕事でも往々にして存在します。
つまり、「どちらも大事」と言うのは意識の上では「間違っていない」としても、リソースは確実に「分割」されてしまう。
ならいっそ、はじめから「どちらを主眼にするかを決めておく」や「もう1つの選択肢はあくまでバックアップにしておく」と言うのは、無意識レベルでも明確に、「差」がついています。
したがい、それゆえ「いま、ここにはこれしかない」と言う目の前の事象に集中できるようになる訳です。
「一石二鳥」とは言いますが、あえて手放すことで「差」をもたらしたのはかなり効果的な一面を感じました。
むろん、「バックアップだからおざなりで良い」と言う事は無く、それはそれで早々の価値が求められる事になるのですが、同じ方向性(ベクトル)の強みを複数持つよりは「違う方向性の強みをいくつか揃えておく」方が「幅が広い」事は間違いありません。
複数の選択肢を持つことは「違ってこそ意味がある」と言う考え方も重要だと気付けたのは大きな収穫でした。