仕込みをする

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さて、今回は諏訪の花火大会に行ってきました。バスツアーの参加なので事前条件として見えていたことは「三脚が使えない」という花火撮影から考えると超絶なハンデ。ただ、手持ちのカメラは手ぶれ補正がかなり効くのと手持ちでも一定条件ならいけるということで、あらゆる準備を行なって、出来るだけ早く自由時間も前もって会場入り。1時間前からシチュエーションを考えながらカメラのセッティングを入れていました。花火というシチュエーションは、おそらく普通の撮影とは少し状況が違っていて、1つのポイントで1時間(以上)の時間を過ごすことになりますから、従前に「取り返しのつかないこと」はしたくないですし、花火大会が始まってからは周囲は間違いなく暗いので、下調べだけは事前に終わらせなければなりません。

この辺り、「ビジネスは段取りが9割」なんてことを言う人もいますが、条件を見極めて仕込みを入れておくことは本当に重要だと思います。特に重要なのは「何がベストなのか?」ではなく、実際に入ってみて「何ができないか?」を把握しておくことでしょうか。この差、小さいようで実は大きく、「ベスト」で考えると「ベストでないこと」に対して憤りを覚えたり不満を感じることになりますが、「ベストなどあり得ない」と最初からわかって現場に入れば「その状況の中のベスト」を模索することになるからです。

つまり、最初から「修正ありき」で考えながらも、「修正は最小化できるように仕込みをしておく」ことこそが重要…と言うことでしょうか。

と、言うことで、下記は手持ち撮影でシャッタースピードや明るさを考察しながら撮影していった1枚です。

まあ、初めての花火大会の撮影にしては良く撮れていると思います。現場の感覚や、祭りならではのカオスっぷりにも対応できるのは「シミュレーション」を繰り返したからでしょう。花火の撮影は、現状の私のレベルだと「大量に撮影をして当りを探す」くらい精度(練度)は低いですが、ここは徐々に上げていきたいと思います。

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