「現在」を最大化する

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一眼レフを持ち、写真撮影に没頭するようになって半年余り。カメラやレンズに関しては(経費とは言え)人並みから見るとずいぶんと入れ込んでお金をかけていると思います。

まあ、それにしてもこの趣味は、本当に多様性に満ちており、

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など、単なる「経費化のための事業化」みたいな部分を軽々と超えて、事業のみならず、人生の可能性すら広げている。それを初めてわずか半年余りで納得できるほどの成果を生み出しているのですから驚くべきことです。むろん、であればこそ後悔することなど何もなく、ただただ感謝するのみです。

さて、こうやってお金をかけてみて思う事は「やっぱり、やろうと思ったことはなるべく早くやったほうが良い」と言う事です。

今回も「野鳥撮影」と言うものにフォーカスして、超大型のレンズを投入しているのですが、現場に持参してみて思う事は「いまかやらやって慣れていないと、歳をとってからは重すぎて、これは無理だったかも」みたいなことだったりします。

思えば、40代という現時点においても、たとえば、人間の三大欲求(性欲、食欲、睡眠欲)で考えただけでも20代の頃とは随分様変わりしていますし、あの頃出来なかったことが出来るようになった(主に経験面)反面、あの頃出来たことが出来なくなった(身体的な無理など)も当然あるわけで、我々は常に一本の線上で人生を歩む割には、その変化に対してはそんなに敏感になれないもののようです。

であればこそ「いま、出来る事は、なるべく今やる」と言うことはもっと重視されて良いと思いますし、先人が言う「歳をとるとお金を使わなくなる」みたいな話も一定理解出来ようものです。

むろん、その欲求を叶えるために身を持ち崩してしまっては何の意味もないのですが、自分のできる範囲であらゆることを時間の許す限り拡張し、それを歳を重ねるとともに収束させていく……と言うのは、人生を満喫するための一つのコツなのではないだろうか?と思います。

自分の価値観に照らし合わせて、少しだけハードルのある目標に「いま」取り組み、その中で得たものを元に次の選択を拡張していく。

仕事で言えばこれは、いわゆるPDCAサイクルに該当するものですが、それが仕事であれ、人生というスケールであれ、この「挑戦し、失敗などから何かを学び、研鑽・修正し、再度実行する」という流れは、まさに今声高に叫ばれている「リスキリング」の在り様なのではないかなと感じます。

人間、「興味のあるものを深掘りする」ことが最も上達の近道です(努力は夢中に勝てないというアレですね)。いくつになっても失敗を恐れず、現在の自分を最大化する選択を、常識を持ちながら「楽しみ」を基準に活動してみる。

そんな活動は、中年期を生きる、そして成長を続けるためのヒントになるのかもしれません。

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