私は本業のマーケティングコンサルタントの事業をやりながら、本ブログ記事の執筆、写真の撮影、編集、Webサイトの投稿などをすべて自分で行っているのですが、こういう活動をしていると言われることは「どこにそんな時間があるんですか?」という事です。
たしかに、私が普段の仕事で対応しているクライアント企業様は、平均でも12~15社ほどあり、最近はさらに増加傾向にありますから「普通に考えたら、どう考えても時間のやりくりが難しい」と考えそうなものなのですが、それは「写真」という趣味の長所もあって、問題なく稼働することが出来ています。
そもそも、私は時間に対する感覚というのはかなり「主観的」に動くと考えておりまして、たとえば「忙しいから無理」という言葉は、絶対的に無理……と言う事では無くて「私の中で他に優先すべき事象があるから、それはやらない」と読み解くことが出来ます。
同様に、「大事な要件が~だから~できない」というのも、相対的に自分の用事が「重要ではありません」と明言されているのと等しいため、ここら辺は実は言葉を良く選んだほうが良いやつなのですが、なぜ、そう言い切れるのかと言うと「ではもし、それをしないと今すぐ、あなたにとって大切な人が死ぬとしたら、あなたはどうしますか?」と問えば、「それは何はなくとも必ず、スグやります」と答えるであろうからです。
つまり、物事には必ず「本人にとっての」(ここ重要)「緊急度」と「重要度」が存在し、人はそれによって意思決定のプロセスを歩むのですが、マーケティングとはつまり、この相手における「緊急および重要であること」を情報を通じて理解してもらうための各種プロセスである訳ですから、この本質の理解なしに手段に溺れると痛い目にあう…と言う事です。
プロモーションを例に挙げれば広告を鬼のように投下しても反響が薄いのは「相手が他に優先すべき事象がある」からであり、相手の時間に対して価値を提供できていない。だから、相手は広告に反応しない…という構造が分かれば「情報の伝え方」そのものが変わっていくはずなのです。
さて、「写真撮影」にこれを当てはめてみれば、写真撮影と言うのは別にそれを行うのに「時間をかける」必要と言うのは無いわけです。要はカメラを持って、気になる景色を切り取ってシャッターを下ろす。この行為だけなら「秒単位」で出来る話です。
と言う事はこの行為のために、膨大な準備をしたり、予定をボカンと空けなくても撮影は出来る訳で、私が、それを成すために何をしなければならないかと言えば「カメラを持ち歩く手間と、やるという優先順位を自分の中で上げる」という2点に集約するだけです。
時間とは万人に等しく与えられているリソースですが、それを上手に活用するコツは、時間とは「出来るもの」ではなく「創るもの」であるという本質を理解をすることです。
優先順位をあげて取り組むことで、本当にやるべきことに集中できるようになります。「価値ある時間の使い方が出来ると、人生が豊かになる」私は普段から、そう意識して活動しています。